「カードローンに申込みたいけど、他社からも借入れをしているので審査が不安」
「債務整理をしても審査に通りやすいカードローンはどこ?」
「過去に滞納したことがあるので、審査に通りやすいカードローンを知りたい」
このような悩みを抱えている人も多いと思います。審査の甘いカードローンはありませんが、審査基準がカードローン会社によって異なるのは事実です。
そこで今回は、カードローンの審査で注意したい点や、大手消費者金融の審査通過率などについて詳しく解説していきます。
貸金業法16条では、「審査が甘い」などの誇大表現を禁止しています。2ch、5chなどでは「必ず審査に通る」などの情報も見られますが、これらの多くは、闇金業者の可能性があります。
ネットだけではなく、街頭のチラシなどにも「審査なし」「誰でも借りられる」などの違法広告は多く見られます。
審査が不安なのはわかりますが、思わぬトラブルを防ぐためにも、悪質業者からお金を借りないようにすることが大切です。
以前は審査の甘いカードローンもありましたが、この甘さが原因で、2006年には年間400万人を超える多重債務者が発生しました。これを問題視した金融庁は同年に貸金業法を改正。以降は、カードローンの審査が大変厳しくなりました。
貸金業法の改正は功を奏し、2012年には多重債務者の数が半減しています。逆に言えば、それだけカードローンを借りるのが難しくなったということです。
改正された貸金業法では、次の2つも定められています。
これにより、収入の低い人や高額の借入れ審査も非常に厳しくなりました。
それぞれ詳しく見ていきましょう
個人情報でチェックされるのは、主に下記の項目です。
保有しているクレジットカードの利用履歴や他社での借入れ状況、キャッシングの残債などが「信用情報」です。
多くの金融機関は、個人の信用情報を管理する「信用情報機関」に加盟しています。大手消費者金融が加盟しているのは、日本信用情報機構(JICC)と、指定信用情報機関(CIC)です。
信用情報機関のデータベースにアクセスすれば、他社の利用状況やキャッシング残債なども簡単に把握できます。虚偽の申告をしても必ず発覚するので注意しましょう。
なお、JICCとCICには、大手消費者金融以外にも、下記のような金融機関やクレジットカード会社が加盟しています。
JICC | CIC |
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三井住友カード 三菱UFJニコス みずほ銀行 オリックスオリックスクレジット 楽天カード JCB オリエントコーポレーション クレディセゾン セディナ など |
三井住友銀行 三菱UFJ銀行 オリックス 楽天銀行 ソニー銀行 JCB オリエントコーポレーション クレディセゾン セディナ など |
例えば、アイフルが申込者の審査をする場合は、消費者金融他社の借入れ状況だけではなく、JCBや楽天銀行、三井住友カードの利用履歴も確認できるということです。
この信用情報審査で注意したいのは、下記の3点です。
JICCとCICには「借入れの申込み履歴」も記録されます。そのため、審査に落ちたからといって複数社への申込みを繰り返していると、「お金に困っている人」と判断されて審査に落ちる可能性が高くなります。なお、このような状態を俗に「申込みブラック」と呼びます。
申込み履歴は半年ほどで消えるため、審査に落ちた場合は、最低でも半年程度の期間を開けてから他の消費者金融に申込むといいでしょう。
勤務先の情報は、審査結果を左右する大きな要因です。しかし、すぐに対策できることでもないので、参考程度に確認してください。
2021年10月時点における、大手消費者金融各社の審査通過率は下記のとおりです。
審査通過率がもっとも高いアコムでも、約4割程度なっています。申込者が100人いれば、約60人は審査に落ちるのです。
銀行系カードローンは一般的にさらに審査が厳しくなる傾向があるといわれています。中小の消費者金融の審査も同様に厳しいケースや、金利が高いというデメリットがある場合があります。
審査の厳しさと金利のバランスを考えるなら、大手消費者金融からの借入れを検討した方がいいでしょう。
大手消費者金融には、次のような特徴もあります。
このような特徴がある大手消費者金融は、「すぐにでも審査結果が知りたい」「できるだけ早くお金を借りたい」というような人にもおすすめです。
必要書類は各社で異なりますが、基本的には「本人確認書類」と「収入証明書」があれば申込めます。
収入証明書は50万円以上の借入れを希望する場合に限り必要となる書類ですが、提出しておくと審査がスムーズに進むので、問題がなければ提出しておいた方がいいでしょう。
収入証明書として認められるのは、主に下記のような書類です。
書類に不備があると審査に通らないため、各社のホームページなどで事前に必要書類を確認しておきましょう。
ここからは、審査が不安という人にもおすすめの消費者金融4社をご紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの消費者金融です。審査通過率が比較的高く、パートやアルバイトでも審査に申込めるという特徴があります。
金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
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借入限度額 | 1~800万円 |
無利息期間(初回契約限定) | 最大30日間 |
申込みから融資まで | 最短1時間 |
申込み条件 | 20歳以上69歳以下で安定した収入がある方 |
アコムはWEB・アプリからの申込みにも対応しているので、スマホから24時間365日いつでも申込むことができます。本審査の前に「無料3秒診断」を受ければ、手続きの時間を短縮することも可能です。
無料3秒診断とは、年齢・年収・他社での借入状況を入力するだけで、借入れできる可能性が診断されるサービスです。
各項目を入力して「診断開始」をクリックすると、借入れできる可能性がすぐにわかります。
診断結果が表示されたあとは、そのまま仮審査に進むこともできます。
契約に関する郵便物は一切届かないため、家族にキャッシングがバレる心配はありません。審査通過後は、コンビニATMで24時間365日、いつでも気軽にお金を借りられます。
プロミスは、SMBCグループの消費者金融です。プロミスは、下記の方法で申込むと来店不要・郵便物なしでお金を借りられます。
他の大手消費者金融に比べて上限金利が低いのもポイントです。
金利(実質年率) | 4.5~17.8% |
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借入限度額 | 1~500万円 |
無利息期間(初回契約限定) | 最大30日間 |
申込みから融資まで | 最短30分 |
申込み条件 | 20歳~69歳の安定した収入がある方 |
無利息期間が「初回利用日」からカウントされるのも、プロミスの特徴と言えるでしょう。他社は「契約日」からのカウントになるため、すぐにお金を借りる必要がない人は、プロミスの利用も検討してみてください。
東証一部上場の消費者金融です。アイフルは女性専用ダイヤルを用意しているので、審査が不安という女性は、電話でオペレーターに相談してみてもいいでしょう。
金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
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借入限度額 | 1~800万円 |
無利息期間(初回契約限定) | 最大30日間 |
申込みから融資まで | 最短60分 |
申込み条件 | 20歳以上で安定した収入がある方 |
レイクALSAは、新生フィナンシャルが運営する消費者金融です。初回契約では、最大180日間無利息でお金を借りることができます。
金利(実質年率) | 4.5~18.0% |
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借入限度額 | 1~500万円 |
無利息期間(初回契約限定、選択可能・併用不可) | ①60日間(WEB申込み限定) ②180日間(上限5万円) ③30日間(200万円以上) |
申込みから融資まで | 最短60分 |
申込み条件 | 満20歳以上70歳以下の方で安定した収入のある方 |
WEB申込みなら最短15秒で審査結果がわかるという驚異的な早さも、レイクALSAの特徴です。
「15秒審査」が利用できる時間は下記に限られますが、「すぐにでも審査結果が知りたい」という人は積極的に利用してみましょう。
平日・土曜・日曜・祝日:8時10分~21時50分
毎月第3日曜日:8時10分~19時
※年末年始は除く
カードローンの審査は甘くありませんが、審査の内容や通過率、注意点などを確認しておけば、不安に思う必要はありません。
パートやアルバイトでも、定期収入を得ていて信用情報に問題がなければ、審査に通過する可能性はあります。いずれにしても、返済計画を立てたうえで、無理のない借入れの申込みをすることが大切です。